--  海の光  --

■アプローチ道路に面しては敷地幅一杯に壁を建てて、海への視線を一旦シャットします。

■玄関を入るとガラスの階段。これは黒い谷を越えて向こうの白い床版へ渡る行程を、よりドラマチックにに演出するための仕掛けです。

■最初は敢えて家具で海を隠していますが、ガラス階段を一段一段上る度に↓

■海への眺望が開けてきます。

ラウンジの純白タイルはそのままの幅でデッキへと延び、その先には手摺をなくすためのインフィニティ・プールが光る海へとつながります。

■ラウンジとデッキを仕切る窓は幅7m。邪魔なサッシュ方立は中間には設けず、ガラス厚の半分の径のステンレス丸鋼を突付ガラスのコーキングの中に埋め、殆ど一枚ガラスかのように見せています。

この7mの窓が、電動で静かに上がるさまは圧巻です。機構は、舞台の緞帳を上下させるシステムを手がける会社が、特注で作ってくれました。

■丸いジャクージとプールで先端を縁取られたデッキは、大きく海に拡がって、この上ない開放感を得られます。床の丸穴は、階下に光を落とすトップライトです。

■ジャクージからの全景。


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