-- ひかり総合歯科 --
■1. アプローチ夜景 道路から奥まった入口に人を導くため、特徴的なデザインの庇を長く伸ばしています。
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■2. アプローチ夜景
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■3. エントランス 人はエントランスの突当りを見つめながら歩いてゆくので、そのデザインは非常に重要になります。ここではまず全面に鏡を張って空間の奥行きを増幅しました(赤ラインが鏡の面を示します)、そして自分の姿が映らぬよう中央に丸穴を開け、ロゴを浮かせました。これは直島地中美術館で感動したジェームズ・タレルへのオマージュでもあります。
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■4. ラウンジ 病院の待合室で施術を待つのは、なんとも不安で嫌なものです。それを外部への伸びやかな拡がりと明るさで解消出来ないかと考えました。円形の床と天井は、空間を外部のデッキへと拡張するとともに、外光を奥へと導きます。
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■5. ラウンジ奥から デッキの端には室内と同幅の立上りを設けて、空間をそこまで伸ばします。更にそこに水を流して滝とし、向こうを緑で囲って安らいだ気分を求めました。
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■6. 診療個室前の廊下 南面の既存窓は大きなスクリーンで覆って光壁とし、明るく爽やかな雰囲気を作ろうとしています。 |
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■6. 廊下 奥 人の流れを導くよう、天井には一直線の照明を配しました。
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■7. 診療個室 個室は何も密室である必要はありません。もしろ完全に閉鎖されていると圧迫感もあり、先生も全体の雰囲気がつかめません。そこで1.4m以上はガラスとしました。しかし診療台のうえの患者さんが落ち着かぬといけないので、1.7mまではフィルムを貼っています。これは、水平に見ると透明だが斜めに見ると曇りガラスになるという特殊な偏光フィルムで、このお陰で患者さんは覗かれているという感覚を拭えて落ち着き、先生は全体を見渡せるのです。 |
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■8. スタッフ・ラウンジ 如何にスタッフの皆さんに快適に働いてもらえるかというのが、一つの大きなテーマでした。眺めと日当たりの一番良いところにゆったりしたスタッフラウンジを設けるというのが、それへの回答です。
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■9. スタッフ・ラウンジと屋上デッキ 床はデッキと色を揃え、内部を外へと伸びやかに拡げます。この白い床に誘われて、外の爽やかな光と風の世界に出て行ってくれることを願っています。
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■10. スタッフ・ラウンジ 華やかな特注キッチンと青い間接照明 そして円形の鏡は、神経をすり減らす作業の合間に、やすらぎの時間をどうやってもたらそうかと考えた結果です。
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■11. 女性スタッフ用洗面とロッカー室 「真っ白い洗面室から扉を開けた瞬間、暖かな色彩に囲まれてフッと心が和む」というのも、一つの演出です。
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※、撮影:榎本弘之
(C)株式会社 榎本弘之建築研究所